把手付けたような開発ブログ

スクラムマスター/ソフトウェアエンジニアとしての学びをつらつらと

AWS Certified Solution Architect Associate に合格しました

どうも皆さんこんにちは。
鞍馬ぽめると申します、よろしくお願いいたします。

はじめに

AWS を初めて利用したのは 2017 年頃
その後5年くらい使ってきてましたが、ずっと「なんとなく」で使ってきました

今回はそんなぼくが先日 AWS SAA に合格できましたので、どうなふうに学習を進めてきたのかと受験にあたってちょっと困ったことが起こりましたので、そのへんの話を記してみようと思います

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aws certified solutions architect associate

学習前の知識レベル

まず、学習前の自分のレベルを知るために、ノー勉の状態で AWS WEB問題集で学習しよう さん(以後、 koiwa の問題集)の 模擬試験 を受けてみました

結果は 360 点、、、惨敗でした

これまでの AWS の業務での使用は

  • 開発者としてインフラエンジニアが構築した AWS 環境上でのアプリケーション開発
  • エンジニアリングマネージャとしてインフラエンジニアとインフラ構成の設計検討

程度でしたので、抽象度の高い使い方しかしてきておらず、具体的な部分は全く理解できていないことがはっきりとわかりました

正直5年間も使ってきていて、主要サービスの概要は理解できていると思っていたので、「なんだかんだ余裕でしょ」と高を括っていましたが、本腰入れて学習しないと受からないことに気付かされました

学習のすすめ方

ちょうど SAA を取得しようと決めたときに、会社の同僚が合格したことを報告していたので、すぐさまチャットでどうやって対策したのかを伺いました

教えていただいた進め方としては koiwa の問題集、 80~145 セクションを解く という方法でした

それを聞いたぼくは以下の方法で学習を進めることにしました

  1. セクション 90~130 を解く
  2. 明らかに分かる問題も含めて、回答後の 解説を自分の言葉に翻訳してメモする
  3. だいたい 10 セクションごとに模擬試験を受ける

koiwa の問題集は解説がとても丁寧 で、加えて間違いの選択肢についても「なぜ間違いなのか」が記載されているため、一問につき4つから5つの知識を得ることができました
解説を自分の言葉に翻訳してメモする というのも効果絶大で、次第に頭の中でそれぞれのサービスを使った構成図がある程度描けるようになっていきました

ちなみに模試の結果は

  • 一回目: 360 点
  • 二回目: 490 点
  • 三回目: 630 点
  • 四回目: 750 点

と順調に向上し、 700 点を超えたため試しに一度本試験を受けてみることにしました

ちなみに今回学習を始めたのは、実は去年 12 月末ごろでした
ただ、4月末まではプライベートが忙しく 1 、実際は 1ヶ月ほどの期間で 30h ほどの学習時間だった と思います

本試験受験にあたって

本試験はもともとオンラインで受ける予定でした
オンラインで受けられる資格試験は便利でいいですよね
ぼくは受験方法について特に調べもせず、「自宅で手軽に受けられるでしょ~」と考えていました

これが大間違いでした

これから AWS SAA を受験しようと考えている方に知っておいていただきたいことなのですが、 AWS の認定試験は 全く手軽ではありません
以下のような条件があるので注意しましょう

  • 試験日程は事前に予約が必要
    • オンラインであっても一週間くらいは予約が取れませんでした
  • 試験を受ける空間はクリーンデスクと四方すべてに受験に必要なもの以外が視界に入らないように片付ける
  • 試験中は運営から配布される特殊なソフトを起動し、それ以外のアプリケーションはすべて閉じなければならない
    • これがあるので、会社から配布されている PC などでの受験は絶対にやめましょう

想像していたオンライン受験とはだいぶ大きなギャップがありました
ぼくはそのような環境を用意できる余裕がなく、結局お一人様レンタルスペースを借りて受験することにしました

ちなみに2つ目の条件に関しては当日確認が入ります
というのも、 オンライン試験でありながらカメラ越しに試験官にチェックされる んですよ、これがすごく新鮮でした

そして、これが大きな困りごとにつながりました、、、

オンライン試験当日

予約時間の 30 分前には用意しておいたほうが良いという記事を見ていたので、準備万端、レンタルスペースには大げさなくらい早めに入室し用意を済ませていました

そして予約時間になり、配布されているアプリケーションを起動し、表示される手順に従って進めていきました
途中スマホを使って室内の写真を撮影する場面なんかもあり、お一人様レンタルスペースでこれがすごく大変だったのですが、そんなこんなでなんとか試験官とチャットでやり取りするところまで進みました

そして試験官とチャットでやり取りしていると

「お客様のお顔が確認できません」

という衝撃のリプライ

もともと PC のインカメラを使って監督されるということは調べていたので、アプリケーションにアクセス権限は付与していたのですが、その後何度か繰り返しても返ってくるのは

「お客様のお顔が確認できません」

結局、試験官と相談し、後日試験場にて受験することにしました 2 orz...
レンタルスペースの時間まだ余っていたのですが、その日はしょんぼり帰宅することにしました

本試験

その後、改めて本試験の予約を入れ、無事一発合格できました

試しとはいえ一回 15,000 円
なかなか高いので正直緊張しました

模擬試験の時は 30 分くらい時間を残すことが多かったのですが、本試験では時間ギリギリまで見直しに使いました
結果に影響したかはわかりませんが、見直しで2問ほど答えを選び直したので、見直し大事ですほんとに

結果ページへ遷移し「おめでとうございます」の文言が表示された瞬間、受験ブース内ですが思わずガッツポーズをしてしまいました

嬉しかったですね
ぼくは、高校受験も大学受験もしてこなかった人間 3 なので、試験勉強というのはすごく苦手なのですが、苦手だからこそ結果が出ると素直に嬉しいです

これから

今まさにアジャイルコーチとしてのお仕事の傍ら、 AWS 環境構築の案件をひとつ進めております
「あっ、これ、 AWS SAA の学習でやったところだ」が実務で出てきているので、ワクワクしながらお仕事できています
自分の知識が増えただけでなく学んだことが実務に活かせているので、学習してよかったなと思います

ぼくは エグゼクティブとアジャイルチームが一体となった組織を推進できるアジャイルコーチ を目指しています
これを実現するためには技術面ビジネス面両面での幅広い知識と経験が求められます
そのため今後も知識と経験の枝を増やしていきたいと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました


  1. この話も後日ブログにあげます

  2. この場合受験料は即日返金されました

  3. 高校は内申点による推薦枠、大学は内部のエスカレータ枠で入学しているため、人生で入学試験受験経験はないです