把手付けたような開発ブログ

スクラムマスター/ソフトウェアエンジニアとしての学びをつらつらと

ChatGPT にエレベーターピッチを書いてもらう遊び

どうも皆さんこんにちは。
鞍馬ぽめると申します、よろしくお願いいたします。

はじめに

最近至る所で話題になっている OpenAI が開発した AI チャットサービス ChatGPT
ぼくも流行りに乗っかって遊んでみました

エレベーターピッチを書いてもらってみた

今更書くことでもないかもしれないですが、 エレベーターピッチ について軽く紹介しておきます

アジャイルサムライを引用させていただきます


アジャイルサムライでは ごく短い時間でアイデアの本質を伝えるための手段 と紹介されており、以下のような効能があるものとされています

  • 明快になる
  • チームの意識を顧客に向けさせられる
  • 核心を捉える

またアジャイルサムライでは2センテンスで表現するための下記のようなテンプレートが紹介されています

今回はこれを こちらから一切のコンセプトを提示することなくフルスクラッチから ChatGPT に書いてもらう という遊びを思いついたので試してみました

先にお伝えしておくと、エレベーターピッチのテンプレートに則って書き出してもらえたわけではございません
ただ、個人的にはエレベーターピッチを書くに充分足りる情報を教えてくれたと思っておりますので良かったら最後まで遊びに付き合ってやってください

プロダクトの方向性を問う

全くなにも用意していないので、ひとまずどんなプロダクトを作るべきかを教えてもらいました

どうやら 再生可能エネルギー市場 がおすすめのようです

続けて再生可能エネルギー市場に刺さりそうなプロダクトのコンセプトを教えてもらいました

この時点でだいぶワクワクしていました
どれも確かにそれっぽくて、雑な質問にもかかわらず答えてくれることに感動しました

誰にとって価値あるものなのかを問う

再生可能エネルギー市場なんてぼくにとっては完全に専門外なのでペルソナイメージがつきません
ということでこれも聞いてみました

次いで、そのペルソナについてもっと詳しく知るために、彼らがどのようなペインを抱えているのか、そしてなぜ今回のプロダクトがソリューションになり得るのかを聞いてみました

なるほどなあ
真偽は定かではないですが、このように説明されると確かにそういう悩みを持っていそうだなと思えてきました

既存プロダクトとの差別化

ここまででプロダクトのコンセプトやターゲットとなるペルソナがわかってきました
次に競合となるプロダクトが既に存在するのかを聞いてみました

差別化のことについても聞こうと思っていたのにむこうから提案してくれるのはすばらしいですね

具体例を出してくれるのがすごいですね

教えてもらったものをもとにエレベーターピッチを書いてみる

もうここまで来たら名前も考えてもらいましょう

プロダクトの名前決めるのってなかなか悩みますよね
たくさん候補を出してくれるので助かります

さて、ここまでで ChatGPT さんはたくさんの情報をくれました
これをもとにエレベーターピッチのテンプレートに当てはめてみようと思います

[煩雑な作業から解放され、より効率的な運用を可能に] したい  
[再生可能エネルギー発電所のオペレーター] 向けの、  
[Renewalytics] というプロダクトは、  
[エネルギー生産データの分析ツール] です。  
これは [運用状況に関するリアルタイムのデータを提供することで、問題の早期発見や予防が可能となり、発電量の最適化やメンテナンスの計画立案などに役立てること] ができ、  
[再生可能エネルギー発電所の設計と構築を支援するソフトウェアや再生可能エネルギー発電所向けの監視・制御システム] とは違って、  
[再生可能エネルギー発電所のメンテナンス管理に関する機能や、再生可能エネルギー発電所の設計や建設に関するコンサルティングサービス] が備わっている。  

できました、凄すぎませんか
なんか、それっぽいですよね

まとめ

今回の遊びの直接的なことではないですが、個人的に興味深かったのは、返答の内容が 発電所も含めてプロダクトとして捉えること大切 だということを伝えようとしているように読み取れたことです
システムを導入するだけの部分最適ではなくて、フローを見直そうとする全体最適な考え方は好きです

さて、なにも用意がない状態からそれっぽいものが作れてしまいました
ただ、今回できたものがどれだけ現実的なのかは、やはり専門知識を持っている方へヒアリングを行ってみたり、検証してみたりしなければ判断できないですね

とはいえ個人的にはなかなかに面白い結果が得られて楽しめたので遊びとしては十分でした
このままいくとユーザーストーリーを考えてもらったり、価値探索の優先順位を考えてもらったりして、プロダクトバックログのリファインメントまでしてくれそうな予感さえします
更にそこからコードを自動生成してもらって、、、と考えると本当にぼくらの仕事がいつ奪われても不思議じゃないように思えてきますね

遊びに付き合っていただきありがとうございました